医心館Media
医心館ナースストーリー Vol.1
2024.01.31
医心館に入社した看護師さんをご紹介する「医心館ナースストーリー」
第1回目は、医心館 宇都宮ⅡのK・Yさん(30)です。
医心館に転職を決めた理由
病院の急性期での勤務の中で、末期の方とゆっくり関わることがでないことに
不満がありました。
「このままでいいのか…」と漠然と自身の看護に不安を感じていたところに
「終末期を学べる」という医心館の求人票のフレーズを見て、挑戦してみたいと思い、医心館への転職を決めました。
入社してからのギャップ
施設での勤務が初めてで、持っていたイメージは「特養のイメージ」しか
なかったんです。
入社してみると、医心館は医療行為レベルが病院と同じで「スキルがおちる」という心配もなく、スキルに関して、モチベーションを保って働くことができるという点が感じたギャップです。
これまでの経験で活かせたこと
病院時代に、消化器外科でストマやドレーンの管理を経験していたので、
医心館でも戸惑うことなく、対応ができています。
入居者とのエピソード
ALSの方が、徐々に嚥下機能が落ちてきていて、ゼリー状の食事しかとれなくなっている状態の中、その方から、「窒息してもいいから、おせんべいが食べたい!」と、強い希望があったんです。
主治医、家族と相談し、咀嚼は可能なので、おせんべいを歯で噛み砕いて小さな塊になったら、すぐには飲み込まずに、なめて柔らかくしてから飲み込んで
もらうようにしました。
看護師が見守る中、しょうゆ味のおせんべいを「バリっ」と噛み砕いた後
ずっと味がなくなるまでなめて柔らかくしていましたが、結局むせてしまい
飲み込めませんでした。
それでも、その方は、「やっぱり飲め込めないね。でも醤油の味がものすごく
美味しかった」と満足した様子で、それ以降「窒息してもいいから~」と
希望されることはなくなりました。
主治医、ご家族、スタッフみんなで入居者の想いを叶えられえた、と感じた
出来事でした。
これからのキャリア(やってみたいこと)
感染症対策が必須で、難しいかもしれませんが、入居者のお誕生日会や、
銀婚式などのイベントを、ささやかな形でもいいので、やってみたいです。
医心館に転職を考えている方へのメッセージ
病院しか経験のない方は、施設に転職することに勇気が必要になるかも
しれませんが、看護師の働く場所は、病院だけではない!ということを、
医心館に転職して痛感しています。
病院で培ったスキルは落ちないし、逆に視野が広がり、ゆっくり看護ができる
医心館は、急性期に疲れた看護師さんにはおススメです。