医心館Media
介護技術研修に参加いたしました
2024.02.19
2月11日、宇都宮Ⅱで開催された、介護技術研修に参加いたしました。
運営支援部主催で、エリアごとで開催しており、各拠点の技術指導担当介護士を対象としております。この研修で技術を習得し、配属拠点に戻って実際に展開と発信をしていくというスタイルをとっていて、宇都宮の他に、WEBで春日部、つくばを繋いで行いました。
講師の運営支援部、鈴木正志さん
盛りだくさんの研修内容をご紹介させて頂きます。
『車いすへの移乗』
これまでの介護業界で提唱していた「車いすをベッドの斜めに配置し、持ち上げて、自身の足を軸に回転しながら移乗する」ではなく、車いすをベッドと平行に配置し、しっかりと入居者の臀部に手を添えることで、対象者・介助者双方に負担なく横移動ができるので、スムーズに安全、安楽な移乗ができます。
『スライドボードを使ってのストレッチャーへの移乗』
全介助や、人工呼吸器を装着している方の入浴介助時に、ストレッチャーへ移乗しますが、医心館では、スライディングボードを使用しています。
ベッドと平行にストレッチャーを配置し、スライディングボードを入居者に入れ込みます。
この時のポイントとして、ストレチャーの高さを、ベッドより指1本分ほど低くすると、
スムーズに移動できます。
『体位交換とポジショニング』
体圧分散・除圧というこの2つの言葉を意識し、体位変換器を用いて安楽な姿勢と皮膚トラブル、褥瘡を予防するためのポジショニングを教わりました。
『美しい臥床姿勢の提供』というものが医心館の介護士にとってとても大事な
介護技術だと改めて認識できました。
実際に被験者モデルになり、体位変換器やクッションを何気なく当てるだけでは不自然な
姿勢や、手足の位置になってしまい安楽な姿勢が保てないと気付けました。
また、体位変換器はレンタルも可能で、そういった介護保険の適用内容も、
改めて勉強になりました。
『排泄介助』
枕を入居者に見立てて、オムツとパットの当て方の説明です。
ギャザーや、指の使い方で漏れないコツがあり、パットも色によって、給水量が違う点など「適切にパットを選び、きちんとあてること」で、短時間で、きちんとしたケアが提供できると学びました。
医療依存度の高い方のケアを行うためには、介護職として自身のスキルを磨く、向上心が必要です。
日々ADLが変わる入居者に対し、質の高いケアを提供するためには、介護業務を手際よく進めていくことも重要ですが、急がず、ケア中にしっかり声を掛けながら行うことが大切だと学びました。