医心館Media
ぽーちゅらかネット新潟市在宅医療・介護連携ステーション東第二主催 終末期医療を考える研修会
2024.10.01
新潟担当の地域連携看護師が登壇!
9月13日、ぽーちゅらかネット新潟市在宅医療・介護連携ステーション東第二 主催の「ぽーちゅらかネット研修会」が行われました。
テーマは、『終末期医療を考える~在宅・施設・病院 それぞれの立場から~』で
在宅(佐野医院)、施設(医心館)、病院(木戸病院)が、事例などを通し、終末期医療への関わり方を発表しました。
今回の記事では、医心館の終末期医療に対する関わり方、地域医療における役割などに関する
医心館新潟担当の地域連携看護師、鍋田さんの発表をレポートさせて頂きます。
発表者の鍋田さんの紹介から!
鍋田さんは2018年にアンビスに入社し、医心館新潟の立ち上げから参加していて、新潟Ⅱ、新潟Ⅲの開設にも関わり、地域の病院やケアマネさんとの人脈も豊富な方です。
豊富な看護師経験を活かし、日々、医心館へご入居をお考えの皆様の相談窓口として、活躍されています。
※ 壇上で医心館について説明する鍋田さん
発表内容
冒頭で、医心館の地域における役割を説明いたしました。
医心館の受け入れ対象となる、医療依存度の高い方についての説明です。
「医療依存度が高い方の入居が可能=病院のような環境」と想像してしまいますが、医心館は、その方の“くらしの場”であり、その方がどう生きたいのかを支える工夫が随所に施されています。
その代表的な例が、その方の自宅に近い環境を作ることです。
医心館新潟のご入居されている方のエピソードをご紹介しました。
参加者の声
講師3名の発表後、グループワークとなり、3名の講師の発表内容、自身の感想など、様々な意見が寄せられました。
参加された方の中には、医心館の内容を詳しく知らなかった、という方も多く、次のような声が寄せられました。
参加者1:
医心館の事は知っていたけれど、慢性期の方が多く、療養病棟のようなイメージだったけれど、がん末期や、人工呼吸器装着の方など、医療依存度が高い方を受け入れていることを知って驚いた
参加者2:
看護師さんが介護士さんと同じ割合で配置できているのがすごいと思った。
それから、専門・認定看護師さんも多く、私のような緩和ケアの看護師さんもいて、施設のイメージが変わった
参加者3:
看取りを行う中で、ご家族との時間が大切になるので、医心館の面会形態(24時間365日可能)は、とても素晴らしいと思った
※ 鍋田さんも、グループワークに参加して、医心館についての質問にお答えしていました
今回の研修会には、地域の病院、クリニック、居宅介護支援事業所、訪問看護ステーション薬局、施設などから83名の方が参加されました。
複雑化する治療に対しての観察の視点や、病院との直接の連携の必要性、副作用出現に対する迅速な対応をどのようにしていくかなど課題を共有することができ、とても有意義な研修会で、地域における医心館の重要性をあらためて認識することができました。