医心館に入職する前は、急性期病院で手術や化学療法を行う病棟や外来で勤務していました。
その中には終末期の患者様もいらっしゃいましたが、業務が多忙で時間に追われる中、関わり方に限界を感じていました。
転職活動を始めてさまざまな施設を調べる中で、初めて医心館を知りました。
それまで私の中での“施設”というイメージは、「医療依存度が高い方の受け入れには制限がある」というものでしたが、医心館の内容を見てほとんど病院と変わらない医療体制であることに大きな衝撃を受けました。
人工呼吸器を装着されている方もおり、医師が常駐していない環境の中で看護師が中心となって管理している点に、自分のこれまでの経験を活かせるのではないかと感じ、医心館を選びました。
正直、とてもドキドキしていました。
これまで2つの病院でしか勤務経験がなかったため、「病院以外の環境ではどのような看護をするのだろう」という不安がありました。
入職してすぐに人工呼吸器を使用されているご入居者のケアに入ったときは「どうしよう」と思ったのを覚えています。
ただ、主治医の先生とはすぐに連携を取ることができましたし、ご入居者様の状態も安定していて、呼吸器の設定や管理もしっかり行われていました。
実際にケアに入ってみると、不安はすぐに解消されました。
人工呼吸器を使用されているご入居者のケアの中でも特に印象的だったのが、入浴介助です。
人工呼吸器を装着したままのご入浴を初めて見たときは、前職では一度も経験がなかったので驚きました。
最初はスタッフ7~8人で介助していましたが、現在は3名で入浴介助を行っており、適切に管理ができていれば安心してケアができると実感しました。
2022年4月に入職し、最初の1年間は看護師として勤務していました。
その後、主任を経て管理者のお話をいただき、現在は管理者として約1年半が経ちます。
管理者として1年以上続けられていることに、自分でも少し驚いています(笑)
病院でも管理職の経験はなかったため、打診を受けたときは「どのような業務をするのだろう」と正直かなり不安でした。
ただ、管理者になって本社のサポートを受けながら業務を進めていく中で、病院の管理業務とは少し考え方が違うことが分かってきました。
最初は「できることから始めよう」と思い、自分もスタッフの中に入りながら一緒に仕事をする形を取っていました。
そうするうちに、「まずは自分がこれまで経験してきたことをスタッフに伝えていくところから始めればいいのだ」と思えるようになりました。
医心館の管理者は、スタッフと共に現場を支えていく役割なのだと感じるようになり、不安も徐々に解消されていきました。
病院でもリーダー業務としてスタッフの相談に乗ることはありましたが、医心館の管理者になると、スタッフだけでなくご入居者様のご家族様との対応も増えます。
ご家族様から「責任者を呼んでください」と言われると、「私で大丈夫だろうか」と緊張することもありました。
また、「若いんですね」や「あなたですか?」と言われることもあり、最初は少し遠慮しながら「管理を担当しています」と答えていました。
ですが今では、自信を持って「管理者です」と言えるようになりました。
カンファレンスをこまめに行うことです。
正式な会議だけではなく、少人数でも「こういうことがあったんだけど、みんなはどう思う?」というようなショートカンファレンスを日常的に行っています。
そうした積み重ねが、問題を一人で抱え込まない環境につながっていると思います。
また私は、一人で悩み続けるタイプではないので、相談先を決めています。
必要なときは本社の担当者にも相談し、サポートをいただいています。
管理者になってから特に印象に残っているのは、膠芽腫の末期のご入居者様のケースです。
ご親族の方は在宅療養を希望されていましたが、奥様が反対しており、ご家族様の中で意見が対立していました。
主治医の先生は奥様のご意向を尊重することを勧めていましたが、それぞれの想いが強く、すぐに結論が出る状況ではありませんでした。
そこで管理者として皆様のお話を丁寧に伺いながら、半年ほどかけて話し合いを重ねました。
最終的には「外出」という形で折り合いをつけ、お盆の時期にご自宅へ外出し、仏壇にお線香をあげることができました。
ご本人様、ご家族様、ご親族の皆様が一緒に過ごす時間を持つことができ、私自身もこの関わりができて本当に良かったと感じています
朝は5時半頃に起きて、まず愛犬2匹と過ごします(笑)
そこで元気をもらい、子どものお弁当を作り、自分の支度をして8時頃に家を出ます。
帰宅が遅くなることもあるため、朝のうちに夕食を作っておくことも多いです。
出勤後は予定表を確認し、外出や訪問診療の有無を確認してから1日のスケジュールを立てます。
申し送りで得た情報を確認するためにラウンドを行い、スタッフと共有します。
午前中は入居対応や訪問診療の対応に入ることも多いです。
午後は事務作業をしながらスタッフからの相談に対応し、地域連携看護師とも今後の入居について情報交換を行います。
19時頃には退社し、買い物をして帰宅します。
子どもは高校生なので、夕食を作っておけばあまり手はかかりませんし、主人も仕事に理解があるため、家庭との両立はできていると思います。
休日の朝も早めに起きて、犬の散歩に行きます。
また高校生の娘とは友達のような関係なので、一緒にショッピングやランチに行くことも多いです。
娘と過ごす時間が、良いリフレッシュになっています。
まだまだ経験や知識が足りない部分もありますが、私の強みは「スタッフの中に入っていくこと」だと思っています。
これからもスタッフと一緒に問題を解決していくリーダーでありたいと思っています。
ご入居者様、ご家族様、そしてスタッフにとって、一番身近な存在になれる管理者を目指していきたいです。
医心館のルールやサービスの提供方法を理解すれば、管理経験がなくても挑戦できる仕事だと思います。
管理経験のない私が続けられているのも、「一人ではなくチームで支え合っている」と感じられる環境があるからです。
責任のある仕事ですが、その分やりがいも大きく、病院とはまた違った形で看護の充実感を感じられます。
ぜひ挑戦してみてほしいと思います。