先輩インタビュー

ご入居者様・ご家族様のご要望が叶えられるところが、医心館の1番の魅力

看護管理者
村田誓子

ご入居者様・ご家族様のご要望が叶えられるところが、医心館の1番の魅力

医心館、看護管理者を選んだ理由

以前、知り合いの先生に頼まれて、有料老人ホームの看護主任として勤務していたのですが、有料老人ホームの支配人(施設長)は、医療系の有資格者ではない方が務めていることがあり、コロナが蔓延した時に、医療のことで指示も出すのですが、統括する支配人(施設長)自身が感染症に対する知識もないためか、ご入居者様を守れないなと思いました。

看護師がトップになっているところであれば、もう少しきちんと正しい情報を共有できて、指示の通った仕事ができるのではないかなと思ったときに医心館を知り、自分の力を発揮できるのではないかと思ったのが入職を決めた理由ですね

医心館の魅力

やっぱり、医療をある程度維持しつつも、病院じゃないので、ご入居者様・ご家族様のご要望が叶えられるところが、私は1番の魅力だと思っています。
管理者であっても、一看護師なので、医療者として情報も提供できますし、ご家族様が「無理だとは思うのだけど・・・」っていうご要望に関して「無理かもしれないけど、ここまでだったら、可能なんじゃないかな」とか、医療従事者目線でも伝えることができたり、逆に管理者だからこそ、スタッフに「こういうご要望があるから、こういう方向のケアをしていく」という発信をして、周知もしやすいのかなっていうのは感じています。
自分が病院でできなかったケアが、医心館に入職して管理者に就いたことで、ご入居者様・ご家族様のご要望に少しでも近い形で、みんなを巻き込んで結果に繋げられるっていうのが、医心館の管理者になったいいところかなと思います。

病院との違いは

忙しさはそれほど病院と変わらないのかなと思うので、病院の急性期に疲れた人にとってはすごく環境が変わるというのはないと思います。
逆に、病院の急性期だとオペ出し・受けを担当して、その傍らで抗がん剤治療している人を見ながら、受け持ち以外の人を検査に連れていったりと「病棟から出なくちゃいけない時間」もたくさんある中での忙しさですが、医心館は医心館の中だけの忙しさなので、自分がいない時間に、何かが起きているってことはそんなにないというところが、病院との違いだと思います。

やっぱり「お家」っていうところで、ご入居者様が点滴を嫌だって言えばやめられたり、食事を食べたいって言えば、どんなに嚥下状態が悪くても食べられたり、本当に残された時間を、ご入居者様が望む形で過ごせることが一番大きいのかなって感じます。
病院だと医師の指示が絶対ですが、医心館ではご本人の希望を先生に伝え、予後も短いということも踏まえて考えて頂けます。

病院の積極的治療、結果を残さなくちゃいけないっていうのとはまた違って、結果に残すべきはご入居者様やご家族様の満足度だと思うので、ご要望を通せるというのが一番大きいかなと思います。

 

介護士にとっての魅力は

医心館では、ご入居者様のADLの変化にスピード感があると思います。
がん末期の方の状態を例える時には「コップすれすれに入ったお水だと思って下さい」とご家族様にご説明しています。
そのお水がいつこぼれ落ちるかという「ギリギリのところで毎日過ごしている」と思ってくださいって、説明しています。溢れ出すともう止まらない感じで、昨日まで歩いた方が今日はちょっと歩けない、明日になったらもう全然寝たきり、明後日になったら本当呼吸が、っていう状態になるので、ご入居者様の状態に合わせてアセスメントをして、自分がどういう介助をしたらいいかっていうところを学ぶには、すごくいい環境なんじゃないかと思います。

特養とかだと、本当に安定したご入居者様をケアしているので「この人の移乗はこれで」と決めたら、何ヵ月・何年って同じケアが続くと思うんですけど、 医心館の場合はADLの変化が激しいので、その都度この人にはどういうケアをしたらいいのかを学べるし、状況に合わせたスキルをすごく伸ばせるんじゃないかなって思います。

 

看取りが多いことについて

私はスタッフに、ただ1日でも2日でもその最期の瞬間にそばにいれたことを、すごくありがたく思ってほしいってことを伝えます。
ご逝去までの時間はすごく貴重な時間だと思うので、そこに関われたことっていうのは、とても、大きなことだと思うんです。
息を引き取る直前にいたナースには、「最期にね、あなたの顔見て亡くなっていったって、幸せな、光栄なことじゃない」。って、私は伝えるようにはしています。

心に残るエピソード

東戸塚の時代に、タバコと、お酒を飲んでいたいっていうのが、最大のご要望の寿司職人さんがいて、妹さんも、それを叶えてあげたいっていうので、毎日タバコをスタッフが交代で付き添って吸っていました。
必ず2本火をつけるのですが、ほとんど吸えなくて、ただ、タバコに火をつけて、持って、吸っている雰囲気を味わうだけでも本人は満足で、酸素投与が始まってもタバコの時は酸素を外して同じようにしていました。
亡くなる前日は朝からすごい雨で、「今日はタバコを吸いに行くのは無理です。」ってスタッフが伝えても、本人は納得がいかず、夕方も結構大騒ぎになったので、玄関で私がご入居様に傘をさして、サービス提供責任者が私に傘をさすという形で、タバコを吸ってもらいました。そして、その日の夜中2時くらいにご逝去されました。

本当にあの日、あれだけの雨だったけど、タバコを吸わずには旅立てなかったんだと思い、妹さんも「本当に最期亡くなる日までタバコを吸わせてくれて、私も大満足です。」って言ってくれた言葉で、病院でできなかった看護がここではできているなってとても感じました。妹さんも「お兄ちゃんは本当に大満足で旅立っていったと思います。」って言ってくれたのも、医心館だからできることだなってすごく思いました。

 

医心館への転職を考えている方へのメッセージ

なんでも楽しめる方。
仕事なので、楽しいはずはないのですが、どんな業務も楽しんで仕事をするっていうか、ポジティブに捉えて、ご入居者様のためになる・自分のためにもなるって仕事をしていける人にきてほしいなって思います。

OFFの過ごし方は?

私、自宅でもパソコン開いて仕事していたりしていますが、別にそれも苦になってなくて。
お鍋に火をかけて、その間に仕事をしていたりとか、メール返したりとか、それをしている自分が好きだったりするんです。あとは、家事したり、犬が2匹いるのでドッグランに連れて行ったりしています。

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