先輩インタビュー
経験がなくても、学ぼうという気持ちがあれば大丈夫
医療・介護保険請求事務
大内 紘子
大内さんのプロフィール
婦人服の販売・接客や動物病院の事務・受付、診療補助などの業務を経験し、調剤薬局での医療事務の経験が活かせると考え、医心館福島のオープニングの事務職に応募し、2021年6月に入社。
山形での研修を経て、7月の医心館福島のオープニングメンバーとして活躍中
医心館に応募した経緯を教えて頂けますか
医心館に応募した時は、不妊治療していたこともあり、仕事はしていませんでした。
不妊治療に通っていた病院の帰り道で、「もう不妊治療は終わりにしよう」と思い、働く場所を探していた時に医心館の求人広告を見つけました。
調剤薬局の経験が、医心館でも活かせるのかなと思って応募したのですが、オープニングの募集だったので、「私の年齢ではむずかしいかな、受からないかな・・・」と思いながら、面接を受けたのを覚えています。
調剤薬局では、どんなお仕事をされていたのですか
調剤薬局では、医療保険や介護保険請求はなくて、処方に対しての料金の計算が主でした。居宅管理指導料ぐらいしか知識がなかったのですが、事務全般の経験があったので、活かせると思いました
山形での研修を経て、医心館福島のオープニングを迎えられたわけですが、実際に事務の業務をやってみていかがでしたか
医心館山形の研修では、これまでの転職経験の中で、これほど丁寧に教えて頂いたことがないくらい、優しく指導して頂いて、感激しました。
そのあと医心館福島が開設し、福島での業務が始まりましたが、山形の時の指導者から「わからないことがあったらいつでも電話して」と言って頂いていたので、わからないことは、どんな小さなことでも電話で確認していました。
それから本社所属のサポートの方からも、常に連絡を頂いていたので、オープニングを乗り切れました。
大内さんにとって、医心館の事務の業務で一番大変だったのはどんなところですか
単純な事務作業だけでなく、来客や電話対応、物品等の発注、スタッフの勤怠の締めなど一度にいろいろなことに対応しなければならないところが、慣れるまで大変でした
未経験だった保険請求業務はいかがでしたか
本社のサポート担当の方が、私の提出した請求書類を全部チェックして、間違っている箇所を迅速に指摘して教えて下さったので、経験がなくても、毎月の請求業務をしながら覚えていけました。
薬局では、処方箋を持った患者さんが窓口にいらっしゃって、その方の処方内容の保険請求金額を出し会計するので、薬剤師さん、利用者の方の目もあり、スピーディーな対応が求められ、とても焦りながら業務をしていました。それと比べると医心館は、請求金額が確定するまでに一か月という期間があり、その間じっくり対応できるので、私としては余裕を持って覚えることができました。
業務面では調剤薬局と比べ、余裕を持ってできたとのことですが、医療保険・介護保険の知識面ではいかがでしたか
知識はほとんど持っていいなかったので、本社のサポート担当の方に指導して頂いたのと、都道府県によって、若干ではありますが請求方法で違う部分があるので、行政の担当者にその都度連絡し教えて頂きました。
皆さんとても親切に教えて下さるので、知識がなくてもその都度学んで、これまでやってこられました。
経験がない方でも学ぼうという気持ちがあれば、業務はできると思います。
医心館の事務のお仕事は、請求業務の期日が決まっているのみで、それ以外はパートの事務さんと相談しながら、優先順位を決めて業務を行えるので、前職の調剤薬局と比べて自由度が高く、とても仕事がしやすいです。
毎日同じ日はないくらい、いろいろなことが起こり、それに対応していくのも刺激的で面白いです。
「自分で決められる」というほかに、医心館の職場の魅力はどんなところだと思いますか
看護師さんと介護士さんの対応が素晴らしく、一緒に働いていて誇らしいという点です。
実は祖母が認知症で、自宅での介護では暴言などが治まらず、うまくケアできなかったのですが、介護施設に入居すると穏やかになり、きちんと整容もして頂いて、人間らしい生活をしていたのに驚いて、介護士さんはすごいなと思っていました。今回初めて看護師さん・介護士さんと一緒に働くのですが、私が知らない知識・技術を持っていて、入居者様のケアに当たる姿を見て、改めてすごいと思いました。
医心館の事務職として、必要と思われるスキルは何だと思いますか
たくさんの違った業務をこなさなければならないので、「マルチタスクをこなす力」ですね。
電話を受けながら、玄関を開錠したり、やることが複数重なったりするので、それが一番必要な気がします。
パソコンの操作もある程度できたほうがいいと思いますが、見様見真似でやればなんとかなるかなと思うので、一般事務の経験があれば大丈夫だと思います。
医心館の事務職として、心掛けていることを教えてください
来客や電話で最初に対応することが多いので、第一印象で相手の方に与える印象にとても気を付けています。
具体的にお話しますと、電話で入居のお問い合わせを頂くことも多く、担当(地域連携)にすぐに繋げないこともあるので、相手の方のご気分を損ねないように、お話をお聞きすることに苦心します
大内さんが医心館で働くやりがいを教えてください
医心館に入居されてからのご家族様の変化を感じられることです。
病院から直接入居される方が多いので、ご家族様は皆、入居時には、悲しく、つらい、厳しい表情をされていらっしゃいます。
そのご家族様が、入居後時間が経つと、安心されたのか表情も和らぎ、面会時には受付で冗談をおっしゃるくらいに変わられるのを見ると、こちらまで嬉しくなります。
医心館の素晴らしいところで、受付をする身としてやりがいですね。
「最期を受け止められないかと思ったけど、逢いたいだけ逢えたので、医心館に入ってよかったよ」や「やりたいことは全部やれたから、後悔はないよ。ありがとね」とご逝去の後にご家族に言って頂けるのが、本当にうれしくて、直接のケアには関わっていなくてもよかったと思えます。