先輩インタビュー
関わる方の笑顔が増えていくのを見るのがやりがいです
理学療法士
後藤さん
後藤さんのプロフィール
祖父母の病気をきっかけに、理学療法士の存在を知る。自身の将来を考えた際に、身近な存在だった理学療法士を選び、理学療法士の資格を取得した。
病院の回復期、外来等でリハビリテーションを担当した後に、訪問リハビリテーションで在宅でのリハビリテーションを経験する。
医療依存度が高い方でも、最期までその方らしい生活を送るためのリハビリテーションに関わりたいと、医心館に入職する。
医心館に入職されたきっかけを教えてください
元々、在宅のリハビリテーションを経験していたこともあって、終末期の方に関わる機会が多かったです。訪問リハビリテーションでは、がん末期の方のリンパ浮腫の治療を行っていたので、医心館のご入居者様の苦痛の軽減ができるかな、と思い、応募しました。
実際に入社していかがでしたか?
ご入居者様やご家族様の希望に沿って関われることが、1番良いところだと思います。
私は、ずっと病院勤務だったので、 急性期や回復期といったその方のステージに関係なく、自宅への復帰を後押しするプレッシャーの中で関わってきて、どうしてもご本人の意にそぐわないような強度のリハビリテーションも提供しなければいけないケースもありました。
その点、医心館ではご入居者様、ご家族様と相談しながら進めているので、ご入居者様本人が楽しんでできるものを提供できて、私自身のストレスも少ないです。
ご入居者様やご家族様との心に残った場面やエピソードがあれば教えてください
これと言って、ドラマティックなものはなくて、相手の方に笑って頂くのが、至福の喜びで、どんどん笑顔が増えていくのを見るのが嬉しいです。
病院勤務の時は、患者様が「もう来ないよ!」と言って去って(退院して)いかれる姿がとても好きだったのですが、今は、「今日、楽しかった!」と言って頂くのが嬉しいです。
度々、病院との働き方の違いについてお話がありましたが、今までのお仕事、医心館でのお仕事の違いはどこですか?
ここでは、機能訓練のみにとらわれないケアを提供できることが、これまでの仕事との大きな違いです。ご本人様のしたいことが見つかれば、自然と身体は動くと思ってやっています。
興味のあること、やりたいことをそのまま提供できることが、一番良いかなと思います。例えば、医心館沼津のご入居者様の中には、「習字がしたい!」という方がいて、習字の準備をすると、離床してくださる方がいます。
今日も、今から「陶芸やりたい!」というご入居者様のところに、紙粘土持っていって、陶芸の雰囲気を味わって頂こうと思っています。そうして、ご入居者様の「〇〇をしたい!」を作って、関わっていけることが違いですね。
医心館を転職先として検討している方に向けて、メッセージをお願いします。
「終末期だから~」とか「最期の~」と言われると、すごくプレッシャーに感じてしまうと思います。お互いにその一瞬を精一杯「楽しかった」と感じることができれば良いと思いますので、そこを一緒に目指せる方をお待ちしております。