先輩インタビュー
考えてケアするのが医心館の魅力
看護管理者
多胡 陽亮
医心館、看護管理者を選んだ理由
在宅(訪問看護)で、看取りをずっとやってきましたが、在宅だと、「点」で支える形のため、「線」で支えられるようなところに勤めてみたいなという思いがあり、以前から、ホスピスに興味がありました。
看護管理者を選んだのは、訪問看護で、サテライトではあったのですが、管理者をしていたので、「管理者」に興味があり、管理をもう少し学びたいというのがあったからです。
募集要項を見て、教育や指導をしていきたいと思っていたので、応募しました。
看護管理者として医心館で働き始めて・・・
入居者がどんどん入居してくる中で、あっという間に最初の3ヵ月が立ち、ようやく落ち着いたところです。
これまでの在宅ですと、「点」で週に3回、日中の1時間という形で看ていたのが夜間に急変というケースもありました。
昼間訪問して支えていたつもりが、夜間はご家族が大変な思いで対応して頂いていたというのがわかるので、医心館で24時間看護師が診ていて、主治医に報告でき、苦痛の緩和がより早く出来る点が、医心館の魅力だと感じます。
あとは、面会フリーなので、家族が頻回に来ることができ、不安の軽減につながっていると思いました。
心に残るエピソード
お酒を飲みたいとおっしゃる入居者がいたので、主治医と相談し、許可を頂いて昼間から飲んでいらっしゃる方がいるんです。羨ましいなと(笑)
それから、「お寿司が食べたい」とおっしゃる方がいて、その方の食事形態がほとんどペースト食に近いソフト食だったので、難しいかな、とおもったのですが、看護師が介助することを前提に検討しました。
ご家族にもそのことを伝えると、すぐにお寿司を持って来て頂いて、早速介助すると2貫を普通に召し上がられたんですね!
ご本人も、すごく喜んで、それを見たご家族も驚かれたと同時に、すごく喜ばれて。
その方は、それ以降食事は摂れなくなってあっという間にご逝去されたのですが、ご家族も交えて、こういう物語を作れたのが、印象に残ってます。
この方に限らず、他のご家族の方からも「本当によくしてくださって・・・」や「ここに入れてよかったです」という風に言って頂けるのが、ケアしていてよかったなと思います。
医心館 静岡Ⅱの現場について
エピソードのつづきになりますが、看護師への信頼と、入居者の事を一番に考えた時に、何がして差し上げられるのかを、自分たちで考えてもらうようにしています。
その中で、ある程度のことは、管理者として責任をとるので、許容するから、とスタッフに伝えています。
医心館への転職を考えている方へのメッセージ
ケアの基本は、「人と人」なので、人と関わりたい、という方に、是非来て頂ければと思います。
あとは、看取りが近いときに、じゃあ何ができるのかというのを、自分で考えてケアするのが大変だと思うが、やりがいに繋がると思うので、そこを管理者として伸ばしていきたいと思いますし、医心館の魅力だと思います。
今までの経験を活かして、看取りが近い方のケアで、自分が何ができるのかを考えて、皆と相談できる職場にしたいな、と思っています。
経験が少ない方もいらっしゃると思いますが、本社主催の研修もあるので、それらを通して、一緒に学んでいければと思っています。