先輩インタビュー
本社や関係者に守られていると感じられる毎日
看護管理者
東松美幸
医心館に入社した理由
急性期の病院で働いて、定年を迎え、その後の第2ステージをどう過ごそうかなと思って療養型病院に再就職し、師長として現場での業務に携わっていた時に、医心館の求人をみて、応募しました。
なぜ、急性期ではなく、終末期や施設を選んだのかというと、コロナ病棟でのある経験があったからです。コロナ病棟の立ち上げから1年間、感染管理の認定看護師と2人で勤務していました。その中で、スタッフにきつく当たる男性の患者さんがいて、対応が難しく、暴言を吐かれたりすると、自分も感情をおさえられないときもあって悩んでいた時に、ふと、「もしこの人がこの世で最後に見る顔が私の怒った顔だったら・・・」や「このまま誰にも看取られず亡くなっていくのだろうな・・・」と思ったら、悲しくなって、総師長の前で、看護師になって初めて号泣してしまいました。
その時に、なんとなく自分のこれからの道が見えたというか、急性期の病院はこれで終わりにして、亡くなっていくご本人やご家族の方が少しでも満足して頂けるお手伝いができればと思い、医心館を選びました。
看護管理者という職種を選んだのは・・・
急性期病院の師長を長年務め、後進のスタッフも育ててきた中で、急性期は未来ある若い子たちが背負って、どんどん活発にやってくれればいいと思っています。私は、60歳を過ぎたら、自分のこれまでの看護のキャリアを生かして、終末期の方にできることをして差し上げて、ご家族の方に感謝もされる仕事についてみたいと考えていました。
その時に、大柴部長が、医心館の看護管理者についてお話している動画を見て、「医心館の看護管理者は、野球チームに例えるなら監督ではなくて、キャプテンでいてほしい」とおっしゃっているのを聞いて、師長時代からずっと、患者さんや、ご家族の方と話をするのが、とても好きだったので、現場でスタッフとコミュニケーションをとりながら、チームをまとめていくのであれば、自分にもできるのでは、と思ったのが、一番の理由ですね。
看護管理者として医心館で働き始めて・・・
正直、病院時代は、本当に看護の事だけをして、思うようにしていたなって思います。
それが、医心館では、医療保険や介護保険といった、法制度に沿ったケアを展開しなければならないというのがあり、それらを覚えることが、非常に苦労しました。
今でもまだまだ勉強中ですが(笑)
医心館の魅力とは・・・
医心館 八事南山での研修を経て、多治見の開設時にも、本社の運営支援の方が2か月付きっ切りでフォローしてくれて、とてもよく教えていただいたので、安心できました。
フォローが終わった今でも、わからないことがあれば電話で質問できるし、管理者の教育や、その他のフォローアップシステムが整っているので、拠点で管理者は私一人ですが、どんな時でも1人じゃないのだって感じます。
本社の皆様や、関係者の方に、“守られている”と感じられる毎日です。
医心館 多治見の現場はいかがでしょう・・・
やっぱり感じるのは、医療依存度が高いと、自宅といいつつも、入居者にとっては、病院と一緒なのかな、というのは、少し感じます。
その人の最期の時に、いかにその人の尊厳を守りながら、安らかに過ごして頂いて、最期を迎えられるかという、その間の過程をきちんとケアできる看護師を育てていかなきゃいけないなっていうのを痛感しています。
幸い、スタッフ皆が、本当に前向きで一生懸命やってくれているので、私も、非常に助かっています。
医心館への転職を考えている方へのメッセージ
入居者や家族も大切ですが、自分を大切にできることも大事だと思います。
それができていないと、相手を大切にできないと思います。
自分を大切にし、尚且つ、人のことを考えられるっていうことが1番大事かなと思っています。
その人の生きてきた過程を尊重し、今を大事にできて、一生懸命看護に打ち込める方なら、 同じ方向を向いていけて、医心館 多治見を共に作っていけると思います。